2013年03月01日 11:00
天もり 1900円
納期が迫り徹夜明けで気力の切れかかった午前中、活を入れようとお茶の水は”まつや”へ向かいました。
ほぼ開店時刻の11時丁度に店内に入ったにも関わらず、既に席が4割方埋まっています。
何時だって行列の絶えない店ではありますが、春はまだ先の、それも平日に開店前から並んでいたのであろう事を考えると、この店のファンの多さを改めて知った思いです。
長机の端に通されて周りを見渡すと、こんな時間からビールを始めている人がちらほら。
店の隅にある二人掛けのテーブルに通されているところを見ると、おそらく常連さんなのでしょう。
仕事明けなのか既にリタイアしているのかは分かりませんが、こういう店の馴染みは少し憧れを感じます。
さて、このお店はやたらと女性の給仕が多いです。それも近所の主婦に声をかけてあつめました、という風な。
勿論、行列の切れないお客を捌くのですから人数も必要ですし個々の仕事っぷりや連携はしっかりしています。
そのおばちゃんの若干低いトーンの声が行き交って、店の雰囲気が賑やかなのに煩くないものになっています。
「これはこれで・・・」
と中々心地よく思いました。
味の方は言う事がありません。
蕎麦の絶妙な固さ、素材のどれも出しゃばり過ぎる事が無いのに薄いと感じる事が全くないツユの完成度の高さ、表面だけサクッとして中はしっとりの天ぷらと、どれも素晴らしいです。
ただ、量が少ない。
器のお重自体そんなに大きいものでは無いですが、加えて上から覗くと底のスダレが透けています。
右のお客は「モリにカケ」、左は「モリにカツ丼」と、やたらと複数の注文をする人が多いので、
「神田っ子は大食なのかな?」
と思ったのですが、こんな理由があったのですね。
そうそう、周りのお客さんは蕎麦をツユに浸すのは半分くらいで、それを一気に啜っていました。流石神田っ子。
アレを格好良く決めるのは、箸で取る麺の量と自分の吸引力の天秤を知っている必要があるので、存外難しいのです。
それは兎も角、蕎麦に一食加えるとなると大体2000円をオーバーしてしまう計算です。うーん。
お金を気にしながら食べても美味しくないですし、どうやらこの店の馴染みになるのはまだまだ力不足みたいです。
大きな地図で見る
